「私のイチオシ本~POPを描いて紹介~」展示
毎年11月に開催している「図書館ひろば」。一昨年はオンラインで行いましたが、昨年度は開催を見送ることとなりました。しかし、何か図書館と市民をつなぐ活動を行いたいと考え、関連企画として、「POPを活用した読書応援」を実施することとなりました。
「POPを活用した読書応援」は、2020年「図書館ひろば」でも行いました。その時は図書館を活動の場としている団体の方々に、おすすめ本のPOPを書いていただき、つなぐ会のホームページにアップしました。今回は、市立図書館の2階展示コーナーにPOPと本をリアル展示する企画を立てました。
2月9日から27日まで、「私が選んだイチオシ本をPOPに描いて紹介してください」と広く一般募集をかけました。初めてのことでどのくらい集まるか不安でしたが、市民の方、図書館を活動の場としている団体、桜美林大学「読プロ」、本会会員など、50作品ほどが集まりました。
3月11日(金)から4月10日(日)までの1か月間、2階展示スペース全面を使って展開しました。一般の図書だけでなく、布えほん、点字資料、録音資料などもガラスケースの中に入れ、POPをつけ紹介しました。また、大学生、中学生の作品は、木製書架にYA作品としてまとめました。つなぐ会や参加団体の紹介は、パネルに入れてケースの上に掲示しました。素敵なPOPが多かったので、Twitterで毎日POPの写真をアップし、図書館に行かなくても見てもらえるよう発信しました。
展示期間中は、読書室を利用する方たちが、足を止め、本を手に取ってくださったようです。本もたくさん借りられました。いつ行っても、半数近くのPOPの下に「貸出中」の札が貼ってありました。このPOP企画は、相模原市の図書館の蔵書を紹介したり、作成者や閲覧者が図書館へ来館する機会になったり、本と人とが出会うきっかけ作りになりました。 (中塚)
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