7月14日(土)相模原市立図書館中集会室で「調べ学習講座~新聞をつくろう~」が開かれました。当日は小学1年生から6年生までのお子さんが11名、そして当日飛び入りの5歳の弟くんを含めて12名の参加となりました。
最初に講師から、見出しのつけ方などの説明がありました。今年は神奈川新聞社のかたが来てくださり、実際の新聞を使って、1枚の写真にどのように見出しをつけるか、編集現場の貴重なお話も聞けました。
講義の後は、自分たちが調べるテーマを図書館児童コーナーの本をブラウジングしながら探ります。数名の子どもたちはあらかじめ調べることを決めていて、必要な本をすばやく見つけていました。また、決まっていなかった子どもたちも、本を何冊も手に取って「ハムスター」「クリスマス」「エジプト」など決めていきました。
新聞を作っていく手順を講師から聞いたあと、資料から調べたことを書き出し、それを教わったようにまとめます。
学校で学習したことをテーマにした子どもたちは、すでに出来上がりのイメージがあるようで、上手に新聞台紙に写真やイラストを配置し、記事を書いていきます。じっくり資料を読み込んでいた子どもたちは、“時間内に終わるのだろうか”というスタッフの心配をよそに、後半一気に完成させました。毎年人気テーマの「カブトムシ」。今年も2名のお子さんが取り組みましたが、全く違った視点での新聞が出来上がりました。個性が出るのもこの講座の面白いところです。
出来上がった作品には、参加者全員で感想を付箋に書いて貼っていきます。お迎えに来られた保護者の方にも、書いていただきました。「世界のゲーム機」を調べていたお子さんは、自分の調べたいことが載っている資料を見つけられず苦労していましたが、「ゲームの歴史」にテーマを変えて仕上げました。掲示された新聞が男子(お父さん、スタッフも含め)の注目を浴び、とても嬉しそうでした。たくさん貼られた付箋の言葉は、子どもたちの達成感につながるようです。
昨年に引き続き申し込んでくださったかたが3名もいらして、お子さんの成長した姿を見られる幸せもありました。
たくさんの本を使って調べることで、物語の世界だけではない図書館の楽しさに気づいてくれるといいなと思います。参加して下さったみなさま、ありがとうございました。
報告書はこちら「市立調べ学習HP原稿」
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