「オンライン図書館ひろば」開催に思うこと
例年、「図書館ひろば」は、大集会室では古本市、中集会室では図書館利用団体の活動展示と本の修繕の実演、点訳・拡大写本・対面朗読の実演など、視聴覚室では布絵本の展示とおはなし会など、いろいろなイベントを同時開催して、多くの市民の方が楽しめる機会にしてきました。ところが、ご存知のようにコロナの感染拡大で、図書館で人の集まるイベントができなくなりました。
「つなぐ会」の最大の行事である「図書館ひろば」ができないことになって困り果てていた時に、ITに強いメンバーが、オンラインでやったらどうかと提案しました。しかし、一体どうやったらできるのか、皆目見当がつかないままに、試行錯誤しながらプログラムを作っていきました。古本市のように、実際に本を手に取らなければいけないようなイベントは、諦めることにしました。
その結果、プログラムとしては、おはなし会3つと、点字朗読ということになりました。そのほか、オンラインではないけれど、ホームページで閲覧していただける動画のコンテンツとして、本の修繕実演や、図書館の中のいろいろなコーナー紹介のページなどを準備しました。
コロナ禍の中で、オンラインの試みが多方面にわたって行われています。つなぐ会も、禍を転じて福となすではありませんが、オンラインのノウハウを得たことは収獲でした。会議などは、特定の場所に集まらなくても、それぞれの場で参加できますので、効率的と言えるでしょう。しかし、古本市などがそうであるように、すべてのことがオンラインで解決するわけではありませんが、有効な場面では、活用していくことが、求められていると言っていいと思います。
つづきは[図書館ひろば26号]をご覧ください。
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